Message PHP
[Homepage] [Script Top] [Administrator]

2018-05-05 の記事 - 2018-05-05
先日YouTubeを開いた時のこと。
基本的に私は、YouTubeでは中国語と英語以外のコンテンツを見ることはありません。やむを得ない理由で日本語の動画を見る場合には別のブラウザを用い、汚染されることを避けています。また、言語や位置情報は英語・英国に設定してあります。
ところが、なぜか"Recommended"などとして、DHCのヘイト動画や福田氏のセクハラ音声に難癖をつける動画をおすすめしてくるではありませんか。所在地設定を英国にしていて、日本語の動画を一切再生せず、おまけに中国語の動画を多く見ているユーザーに対してすらこれですか
日本語設定にして、所在地を日本にして、日本語の動画を見る人はどのような地獄を見せられることやら。たまたま動画を見に来た人が感染してしまい、やがて他人の尊厳を踏みにじる者の1人になるのかと考えると、頭が痛くなります。

内閣府サイト:ヘイトスピーチや誹謗中傷野放し

特段驚くには値しません。

無論、これはとんでもないことで、絶対に許されてはなりません。言うなれば「国営保守速報」とでも呼ぶべきものを、ヘイトスピーチが社会問題化した後でさえ内閣府がgo.jpドメインで運営し、今どきSNSですら削除されてもおかしくないような異常な差別を垂れ流しにしていたのですから。
それも、どれほど滅茶苦茶で異常な意見でも全部掲載するというならまだしも(それはそれで国営匿名掲示板ということですから大問題ですが)、不適切なものは掲載しないと宣言した上でこれなのです。
そして実際、かなり多くの「愛国者」は日本語を適切に使うことができないのに、記載されている意見は内容はともかく文意としては明瞭なものが多く、しかも「愛国者」は意味不明で理解不能な投稿、テーマとは全く関係のない投稿などを乱発するのが日常茶飯事であるのに、そういうものがサイトを埋め尽くしていないことを考えると、意味不明な投稿の除去と校閲・修正が行われた可能性は高く、全部そのまま掲載という運用にはなっていないとみなすのが自然です。
これを異常と呼ばずして、何を異常と呼ぶべきでしょうか。

しかしながら、今の日本の政権は安倍政権です。差別とデマとデタラメのみで構成された、戦後最低最悪のヘイト政権です。国営保守速報が運営されていたことは不思議でもなんでもなく、仮に運営されていなければそちらの方が驚愕に値したことでしょう。
本件もまた、差別政権のゴミ屋敷からまた1つゴミが見つかった、というだけでしかありません。
それよりもむしろ、次から次へと差別が湧いて出てくる異常な政権を肯定する者が未だ3割以上も存在することの方が恐怖です。マイノリティにとって、世の中の10人のうち3人以上の者が自分や家族に何をしてくるか分かったものではないというのは現実的な脅威ですし、マジョリティにとってみても、例えば自然災害後の混乱時などにヘイトクライムが起きそうになったとして、それを止めようとすれば、あるいは自分がマイノリティとみなされれば10人中3人以上が何をしてきてもおかしくないということですから、極めて恐ろしい状況なのです。

ところで、一部には「リベラル寄りの意見も記載されている」ことを理由として、本件の重大性を矮小化しようとする論が存在するようですが、それは言うまでもなく一切成り立ちません。
本件でなされたのは、特定の人種などに対する差別扇動、及び特定の人物を処刑しろなどと扇動する行為です。リベラル寄りの意見も掲載されていれば、差別扇動や殺害扇動の効果はなくなるとでもいう気でしょうか。無論、そんなものを記載したところで、それが差別扇動の効果を消滅させることなど全くありません。
差別は人の魂を殺し、そして実際に人を殺します。この国営保守速報は被差別者の魂と尊厳を踏みにじっているのであり、そうやって被差別者をグリグリと踏みにじりながらリベラルな意見も読み上げたとしても、踏みにじられている側からすれば何の意味もありません。

内閣府サイト、公開中止に ヘイトや誹謗中傷を放置との指摘が相次ぐ

>また、過去の投稿のチェック体制については、「当時の担当官ら複数の目を通していた」ことを明らかにした。
>「明らかに間違えている誤字脱字などを、一部修正することもあった」というが、2016年度に休止した事業であり、すでに担当が変わっているため、詳細は不明という。


やはりそうですか。
複数の目が内容をチェックしているとして、全員があのような差別を妥当であると判断することは、普通に考えればあり得ません。あれはもう、立場だの政治的思想だの以前の問題です。
そして実際、問題になった後にこのコンテンツは削除されました。まともな国政モニター事業なら意見を削除する必要はないわけで、担当者も本件が言い逃れのしようもない不適切案件であると認識しているということです。
差別が誤って1件だけ混入してしまった、あるいは差別かどうか判断が難しいものが含まれていたというならまだしも、どこからどう見てもアウトなものがいくつも記載されているとあっては、見落としの可能性もありません。
とすれば、可能性は1つ。ああいう差別を記載することが「方針」であった、としか考えようがありません。方針に基づいてあえて差別を記載し、あえてgo.jpドメインで差別を拡散し、あえてそれを行政に反映させようとしていた、結果的にそうなったのではなく正真正銘の国営保守速報というわけです。

こうしてまた、異常事態が正常に行われていたことが発覚しました。日本社会ではもう、異常なことが正常となってしまった状態が何年も続いています。そしてそれにより、日々の平穏な生活を脅かされている人々、尊厳を踏みにじられている人々がいます。
日本社会はいつまでこのようなことを続けるのでしょうか。