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2014-04-06 の記事 - 2014-04-06
本日、イカタコウイルス作成者として逮捕された人物と同じ名前を名乗る方(実際に本人かは不明)より、この記事について「勝手に個人情報が掲載されており、プライバシーの侵害」として削除要請メールを受け取りました。この記事、新聞記事中で名前などが登場しているだけで、私の文では名前すら全く使っておらず、新聞に出た以上の個人情報もなく、これをプライバシーの侵害と言われても違和感しかないのですが。
プライバシーというなら影響力段違いの現存する新聞記事などを削除させるべきでは(それが法律上正当な抗議とみなされて削除してもらえるかは別として)?そもそも、なぜこんな誰も知らないような無名サイトに?などと疑問点は尽きませんが、本人依頼だとすれば「技術力が低い」などと揶揄したのが悪かったのでしょうか(これももともと私の言葉ではありませんが)。私も散々技術力をバカにされたりしたことがありますので、気持ちは分からないでもありませんが、それにしても。
しかし、私は例の記事で述べた意見を変えるつもりはありません。私は昔、「落第忍者乱太郎」という漫画を読んだことがあり、そこにはこのようなセリフが出てきました。「忍術を盗みに使ったら、それは忍者ではない。ただの泥棒だ」。この事件の犯人が彼ではないと判明した場合は全撤回の上で謝罪させていただきますが、そうでないならば私の意見はこれと全く同じで、「技術を破壊活動に使ったら、それはもはや技術者ではなく犯罪者」の一言です。

それはそれとして、記事はどうするか。これがプライバシー侵害に当たるとは考えにくく、それを下手に削除すれば前例となり、ここで散々批判している自称保守(実際は人種差別)政治家やら何やらが削除しろと言い出してきた時に拒否することが難しくなります。したがって、安易に削除するのはためらわれます。
一方、私自身は「犯人は罪を償っても名前を一生さらされて、死ぬまで世の中で爪弾きにされていろ」という考え方には大反対しています。そうした考え方が再犯を選択せざるを得ない人々、表社会にいることができない人々を生み、結果として新たな被害者を発生させ、社会全体をより危険で悪い方向に進めているのは疑いようもありません。しかも、それを率先してやっている連中が、社会の自警団気取りなのですから始末に負えません。スマイリーキクチ事件や大津いじめ事件に至っては、デマを流して加害者でもない人を叩く、という行為にすらいそしんでいました。私のサイトが結果的にそれと同様のことになっているのであれば、対処は必要です。
色々悩んだ末、引用中の本名をアルファベット化することにしました。繰り返し述べた通り、これが特にプライバシーの侵害になるとは考えませんが、私には本名さらしという「私刑」を継続する権利もない、というのが判断の理由です(もし私が趣味の悪い人間であれば、「加害者らしき人物が自分の行為を棚に上げて削除を要求!」などとして逆にさらし者にしたかもしれませんが、私はそういう「社会正義の威を借る狐」が嫌いですし、成りすましまたは単に同姓同名なだけというケースもあり得ますので、今後さらに継続して何か要求でもされない限り、そういったことはしません)。無論、公人または現在継続中の人種差別行為者などには何の情けも容赦もする気はなく、そちらには生易しい対応を取る気はありません。

しかし、個人情報の厄介さを改めて実感させられる出来事ではありました。巷で話題になった大事件ですら、10年も経てば加害者は出所しているかもしれない。当時は本名がガンガン報道されていて、場末のサイトで名前を挙げるくらいなら全然問題にならなかったとしても、10年後はそうではない。当時のことを大いに反省し、新しい生活を送っていたはずが、ふとしたきっかけでそれを知人に知られて泥沼に、ということもあり得る。そして最悪、それが実は冤罪ということもある。それで元加害者とされる人の居場所がなくなり、やむにやまれず再犯(最初の事件が実は冤罪なら初犯か?)に走らせたり、家族が迫害されたとしても、それを書いていたサイトが責任を取ることはない。
となると、引用であっても人名の扱いはなかなか難しくなりますか。事件よりも開発系と社会の大まかな問題を中心としつつ、言語ブログにシフトしていけばいいかとも考えますが、言語ブログは書けそうなネタがなかなか見つからないので困っています。

(04/07追記)調べてみたところ、Wikipediaでこういうことをしている人がいました。案の定、1日とせずに差し戻されています。

原田ウイルス(2014年4月1日 (火) 12:20 UTC 版)

なお、前の版はこれであり、実名など個人特定が可能な情報は記載されていません。単に個人情報にかこつけ、事件の記事を勝手に抹消しようと試みているだけです。
そして、削除依頼メールのヘッダー情報を解析した結果、これの編集者とメール送信者は同一と推定可能であることが分かりました。
先の措置は「イカタコ」以外のケースまで考えて決めたことですので今のところは撤回しませんが、今後も追加要求が継続するなど、このまま削除の要求をのむ方が正義に反すると考えた場合には、削除要求者の要求内容、Wikipedia編集者とメール送信者を同一と推定する根拠、問題の経緯などの各種説明を加えた上で全部元に戻します(本人である場合は当然として、たとえ成りすましの行為だとしても、成りすましの要求を突っぱねるだけだから無問題)。もし本人が自らこの手の活動をしているのなら、人々に「反省なし」とみなされて自分の立場を危うくするだけです。
単に引用された昔の事件の新聞記事に名前が書かれているだけなのと、事件の後にも個人情報がどうたらと称して必死にWikipediaや弱小個人サイトの事件記事抹消に動いていることがバレるのでは、後者の方がダメージがずっと大きくなるでしょう。また、赤の他人の成りすましならば極めて悪質な行為と言わざるを得ません。
老婆心ながら、どちらの場合でも同様のことは今後二度と行わない方がご自身の名誉のため、ということはアドバイスさせていただきます。